ビス職人からは怒られ、革職人からは笑われました。
このアイデアは、最初から歓迎されたわけではありませんでした。
ビス職人は、図面を見て言いました。
「そんな簡単じゃない。こっちの責任になるからね。」
革職人は、試作品を手に取り、
「理想は分かるけど、現実は甘くないよ。」と苦笑しました。
ものづくりの世界で、
“素人の理想”は、まず疑われるものです。。
教えられたのは、
「作ること」よりも、「作り続けること」の難しさでした。
表は美しく、
裏は足に当たらないほど薄く、
それでいて日常に耐える強度を持つこと。
その条件を伝えるたび、首を振られました。
何十社にも断られました。
一本のボルトが、製品を遠ざけることもありました。
強度が、形を否定することもありました。
それでも、対話をやめませんでした。
この構造には意味があり、
この形でなければ守れないものがあったからです。
時間はかかりました。
遠回りもしました。
疑われ、試され続けました。
だから今、「なぜ、こうなっているのか」を
すべて説明できるプロダクトがあります。
いいものは、静かに伝わる。
すぐに理解されなくてもいい。
私たちは、そう信じています。
Bolt on your Heart.